

Amazonの中古で安かったので海底二万海里
を購入して読んでみました。海底二万里は、フランスのジュール・ヴェルヌが1870年に発表したSF冒険小説です。
1867年、船舶が謎の沈没をしたり、船底に巨大な角のようなもので大穴をあけられるという怪事件が続発し、ヨーロッパ中が海の怪物の噂で持ちきりになります。謎の怪物を、イッカクのような巨大な鯨ではないかという仮説を唱えたフランスの海洋生物学者アロナックス博士と、助手のコンセーユ、銛打ちの名人ネッド・ランドの3人は、調査のために出向いた軍艦「リンカーン号」に乗船、追跡するが、逆に軍艦をその怪物に攻撃され、甲板から海に投げ出されてしまう。海に落ちた3人はその後、謎の怪物の正体でもある「潜水艦ノーチラス号」に救助され、その艦の艦長「ネモ艦長」と知り合い、潜水艦で旅をすることになるという話です。
この「海底二万海里」は、僕の中で「昔から名前はよく聞くけど読んだことのない本」の代名詞みたいな本です。いろいろな作品によく出てきて、「ふしぎの海のナディア」では原案ですし、「四畳半神話大系」では、劇中に樋口師匠が1年以上かけて読んでいた本として登場していたように、何かに付けて露出はあるのですが、これまで全く読んだ事がなかったので、今回安く入手出来たいい機会に読んでみることにしました。内容は冒険というよりは、海洋旅行記という表現がしっくりくる感じです。世界の海を潜水艦で旅しながら、その土地や、その海に住む海洋生物の解説に本の内のかなりのページを割いています。この本自体は700ページ以上あるのですが、100ページくらいは海洋生物の解説ではないかと思うくらい詳しく書かれています。この本の書かれた1870年頃は、まだ一般庶民が海外旅行など、とてもできる時代ではなく、こういった本を読みつつ空想膨らませる時代だったのかなと思いつつ読みました。
物語も、常にミステリアスな雰囲気を漂わせつつ話が進むので、読み手が謎に惹かれる内容になっています。ただ、これを小中学生の時に読んでればさらに楽しく読めたのではないかと思います。
本を読み始めた最初に「四畳半神話大系」で樋口師匠がこの本を、ノーチラス号の経路にまち針を地球儀に打ちながら読んでいたの思い出し、そういう読み方も面白そうだと思い自分もやってみました。ただ、地球儀が手元になかったので経路のメモ書きだけ。後でメルカトル図法の地図にポイントを描いて行こうかと思ったんですが面倒くさいのでやめました(笑)
以下ノーチラス号経路(ネタバレあり)
ノーチラス号移動経路(緯度・経度はフランス基準)
1867年
日本海沖下300マイルにてノーチラス号に遭遇、北緯31度15分、東経136度42分
ノーチラス号に乗船
11月08日、海底探検開始、北緯30度7分、東経137度15分、
11月17日、クレスポ島森林にて狩猟、北緯32度40分、西経167度50分
12月10日、赤道通過、西経142分
12月04日、ヌーカ・ヒヴァ島のマルタン岬(3マイル先にフランス領マルキーズ群島)、南緯8度57分、西経139度32分
12月11日、ポモトゥー諸島、南緯13。30分~23度50分、西経125度30分~151度30分
12月15日、トンガ・タブー(サモア)、南緯2分~6分、西経174分~179分
12月17日、ヴァニコロ島、南緯16度4分、西経164度32分
12月25日、ニュー・ヘブリディーズ、南緯15度~20度、西経164度~168度
1868年
01月04日、パプア島、南緯0度19分~10度2分、西経126度23分~146度15分
01月11日、ヴェッセル岬沖通過(オーストラリア北部)、南緯10度、西経135度
01月13日、ティモール海ティモール島
01月18日、部屋で待機、東経105度、南緯15度
01月24日、キーリング島、東経94度32分、南緯13度5分
01月26日、東経82度で赤道を超える
01月28日、ノーチラス浮上、北緯9度4分
01月28日、セイロン島の沖、島の位置、北緯5度55分~9度49分、東経79度42分~82度4分
01月29日、ディブ諸島とラカディブ諸島、北緯10度~14度3分、東経69度~72度50分
日本海域を出発してから16,220マイル、7,500海里
02月8日、紅海に入る
02月12日、地中海の海面に浮上
02月14日、ロ-ドス島とクレタ島との間
02月16日、セリゴ沖を通過、ギリシャの島々を後にする
地中海を48時間で走りきる2月16日~2月18日
02月18日、ジブラルタル海峡の入口にさしかかる
02月18日、ヴィゴーの古戦場で金塊拾い
02月19日の朝、深夜の海底探索、北緯33度22分、西経16度17分
02月23日からは3月12日までノーチラス号は太平洋の真ん中を1日百海里という平均速度で走る
03月13日、深度測定の実験、南緯45度37分、西経37度53分
日本海域を出発してから1万3,000海里
03月13日、かなりのスピードで50度の経線に沿って南下
03月14日、南緯55度のところで流氷を発見
03月16日、氷にゆくてを阻まれる
03月18日、完全に住めなくなる、南緯67度39分、東経51度30分
03月19日、南極に足をおろす
03月21日、南極点観測点
03月22日、出航準備、氷に閉じ込められる
03月28日、氷の底から脱出
03月31日、アメリカ大陸の最南端をかすめる
04月01日、フエゴ島、南緯53度~56度、西経67度50分~77度15分
フォークランド諸島を通り過ぎる
04月03日、アルゼンチン水域
04月04日、ウルグアイを通り過ぎる
04月09日、南アメリカの最東端、サン・ロケ岬を望みみる
04月11日、アマゾン川河口付近
赤道通過
04月12日、オランダ領ギアナ海岸
04月16日、アンティール列島
04月20日、大ダコに襲われる
05月01日、バハマ諸島をみとめる
05月08日、ノース・カロライナ州、ハッテラス岬の沖
05月10日、ロングアイランドの沖、ニューヨーク水道からわずか数マイル、嵐に遭遇
05月17日、ハーツ・コンテントから500マイルの地点
05月28日、アイルランドからわずか150キロの地点
05月30日、イングランド最西端ランズ・エンド岬とシリー諸島の間
05月31日、まる一日中、海上でクルクル回る、6月1日も
06月01日、北緯47度24分、西経17度28分、マルセイユ号が沈んだ地点、ヴァンジュール号
旅終了
※間違い、誤字脱字あるかも
こうやってみると、結構イベント盛りだくさんですね。
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