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【読書】暗号技術入門-秘密の国のアリス 結城 浩(著)

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前回も結城 浩さんの本、プログラマの数学を読んだのですが、思いのほか面白かったと、中古で激安だったので「暗号技術入門-秘密の国のアリス」を買って読んでみました。

インターネットで、買い物やメール、銀行決済などを利用したことある人なら、まず100%暗号技術を利用していると思います。ただ、その仕組みの入っている人は、ほんの一部だと思います。僕もそのうちの一人です。対称暗号、公開鍵暗号、ハッシュ値(認証)、デジタル署名、デジタル証明etc. 色々なソフトの設定に度々登場するこれらの用語は、名前こそ見たことはあるにせよ、もう何がなんだか。暗号技術の語句を聞くたびに「てか、なんでこんなに色々あんのよ?ごちゃごちゃ使わなくても、普通に暗号化するだけじゃだめなのかよ?!」という日頃からの疑問にスッキリと回答をくれた本です。

この本の出だしは、歴史上最も古い暗号と言われる「シーザー暗号」から始まります。シーザー暗号は、例えば、3文字シフトさせてABC→DEFと置換して暗号文を作る暗号です。しかしこの暗号、見たとおり容易に出来るという弱点があります。その問題点を埋めるのに「単一換字式暗号」が生まれ、これにも弱点が→次の新しい暗号方法→…→対称暗号→公開鍵暗号→…→デジタル証明という風に、順を追って説明してくれるので「そもそも、なんでこんなに色々暗号技術が必要なのか?」という根本的疑問から理解出来るので、ただ単に用語の説明を読むよりは、明らかに理解が深まります。

よく”馬鹿は難しい事をより難しく話す、できる人は中学生でも分かるようにシンプルに話す”と言われますが、結城 さんはまさしく「できる人」なんだろうと思います。

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【読書】プログラマの数学 結城 浩(著)

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Amasonのマーケットプレイスで安かった.のと、面白そうだったのでプログラマの数学を買って読んでみました。

タイトルに「プログラマの数学」とありますが、この本にはプログラム、難しい数式、計算は一切出てきません。この本の目的は、プログラミングに役立つ「数学的な考え方」を身に付けるということです。なので、バリバリの理数系の方にはおそらく物足りないと思われます。しかし、文系の方や、数学が苦手だったうえにほとんど忘れているがプログラマ的数学を復習したい、という人には、もってこいの本だと思います。

とにかく著者の「難しい事柄でもできる限り平易な言葉で、噛み砕いて説明する」という姿勢は徹底しており、学生時代に赤点常連だった僕にでもわかる(わかったような気になれる)本は、サクサク読めるので、読んでて気持ちがいいです。

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【読書】日本人の英語 マーク・ ピーターセン (著)

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日本人の英語続・日本人の英語を買って読んでみました。

この本は、ネイティブスピーカーであり、日本人が書くで英語論文などの添削をされておられる著者が、その仕事上遭遇した日本人的英語の間違いを、解説してくれます。その解説がまた楽しく、日本語と英語の感覚的隔たりを、ユーモアを交えて丁寧に解きほぐす感じです。著者はアメリカのウィスコンシン州出身なので英語が堪能なのはもちろんなんですが、アメリカの大学で近代日本文学を専攻し、今は日本で仕事をされていて、僕なんかよりはっきり言って日本語に詳しいと思います。そんな両方の目線を持つ著者が感じる日本と英語圏感覚のギャップなどは、読んでいるだけで楽しいです。

もちろん、ただ内容が面白いだけではなく、英語の解説も非常に分かり易いです。なかでも日本人の最も苦手とする冠詞の解説などは逸品で、この節を読むだけでも購入してよかったと思える本です。例をあげると、日本人の間違い英語の例文として、つぎのような物が挙げられています。

I ate a chicken last night.
(言いたいこと:私は昨晩、鳥肉を食べました)

この文は文法的には間違っていません。ただ上の文だと、その人は昨日の夜、鳥をまるまる1匹食べたことになります。本来書くべきは

I ate chicken last night.

なんですが、ネイティブスピーカは、まずこういった間違いはしません。これについて、日本人は何故このような間違いをしてしまうのか?、逆に言えば、何故ネイティブスピーカはこういった間違いをしないのか?などを発想や感覚的なものから立ち返って丁寧に教えてくれます。他にも、「上野動物園のパンダ」と言いたいときにthe pandas of Ueno Zooなのか、Ueno Zoo's pandasなのか、Ueno Zoo pandasなのか、意味としてはどれも大体同じなのですが、その微妙なニュアンスの違いなど、日本の教科書や文法解説書には載ってないけど、前々から英語についてずっと疑問に思っていたことの答えが満載でした。

後半に行くにつれて、英論文添削の微妙なニュアンスの違いなどの話になり、文部科学省推薦中学英語レベルの僕には、かなり高度でしたが、これらの本の値段以上に得る物は多かったと思います。

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【読書】こころ 夏目漱石(著)

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以前アニメ青い文学シリーズ「こころ」を見たとき、主要登場人物(先生、k、奥さん)が、あまりにも黒いので、「こんな酷い話だったなぁ?」と、今一度、青空文庫からこころをダウンロードして読んでみました。

アニメは、先生の最後の手紙の告白内容が舞台で、1週目は先生目線から、どういういきさつをたどってkが自殺するに至ったか。2週目はk目線から描かれています。原作にはk目線からの描写は無いので、アニメ独自の新しい試みです。作画は「ヒカルの碁」「DEATH NOTE」の小畑健さんの原画から描かれていて好きなんですが、人物描写が原作のイメージと大分かけ離れていたので、ついもう一度原作を読みたくなりました。

結果として、アニメには原作では触れられていないことまで、アニメ制作者側の想像で描写されていました。その付け足されたところのほとんどが、人間の内面の見たくない部分中心だったため、僕には合わなかっただけのようです。でも、k目線から描くというのは面白い試みでした。内容は好きではなかったですが、原作を読んでみたくなる作品でした。

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【読書】わかるPICマイコン制御-16F84プログラミングの世界 遠藤敏夫 (著)

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僕がプログラムを使ってやりたいことと言うか、最終目標の一つとして、「パソコンから使える学習リモコンソフトを作りたい」と言うのがあります。今でもPCから使える学習リモコンはBUFFALO PC用学習リモコンキット PC-OP-RS1とか、あるにはあるのですが、この機器はAV関係のリモコンとして特化しており、長いリモコン信号を利用するような電化製品(エアコンなど)などには対応していないのです。なので、どんなリモコンでも学習できる学習リモコンを作りたいと前々から思っていました。そこで、ネットで色々な情報を調べる内に、ある程度のマイコンや回路の知識が必要そうだったので、その足がかりとして「わかるPICマイコン制御―16F84プログラミングの世界へ」を購入しました。

この本は「秋月電子通商」の「AKI-PICプログラマー」キットを使って、マイコン初心者にPICマイコンの使い方を初心者用に丁寧に解説した本です。全くマイコン初心者の僕にでも、非常に分かりやすく書かれており、マイコンがどのような仕組みで動いているのかが非常によく分かります。またアセンブラ言語もシンプルなもので解説されているので、導入時に読むには非常に適した本だと思います。12章には、リモコンで使っている赤外線信号についての解説も書かれているので、非常に為になりました。

ただ、この手の本は電子回路を組んで色々試行錯誤してなんぼみたいなところがありますから、僕のような指の動かない者は、この本の良さの半分くらいしか理解できてないと思います。学習リモコンを作るにしても、他の人に回路を組んでもらって試行錯誤するというわけにもいきませんから、なるべく既存の物を使うか、WinLIRCのソースを解析して改造するか、色々な方法を模索したいと思います。まだまだ、わからないことだらけ。自作の「PC学習リモコンへの道」の先は長いです。

タグ:読書 リモコン

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