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ヘルパー1名同伴で1泊2日の旅行に行くと、どのくらいの費用がかかるのか?とくダネで介護旅行特集

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wheelchair pushing

今朝、何の気無しに特ダネを見ていたら「介護旅行」なんてものの特集をやっていました。

僕自身も、旅行するとき介助は必須なので、もし一緒にいてくれる介助者がいなくて、どうしても旅行したいときは頼む必要が出てくるかもしれません。ですので「費用はいくらくらいかかるんだろう?」と興味津々に見てしまいました。


番組で紹介されていた介護旅行利用者さん

90歳女性
少し認知症気味
要介護3
(自力での歩行や立ち上がりは困難、排泄・入浴にも介助が必要)

家族旅行にヘルパーさん(ホームヘルパー2級の資格所持1名)同伴で旅行

旅行の目的

今回の旅行を企画したのは息子さん。旅行の目的は、徐々に意思の疎通が困難になってきている母の思い出作りとともに、表情もなく、あまり笑わなくなってしまった母を少しでも笑顔にしたいというものでした。


主な旅行中の日程とヘルパーさんの行動

旅行中の行動と、ヘルパーさんがどのようなことを行っていたかを時系列順に書きます。旅行は1泊2日の国内旅行です。


出発、介護タクシーで移動

旦那さんのお墓参り

宿泊先は旅行先にある総合福祉施設

レストランで息子さんや娘さんと食事(自分で食事が可能)

同行してくれるヘルパーさんは、旅行前に利用者が入居する施設の看護師から介護内容を引き継ぐ
その引き継ぎメモには、普段の血圧や病歴、一日に必要な水分量やカロリー、塩分の上限まで細かく記載される

しばらく部屋で休んだあと、夕方にはお風呂へ(ヘルパーさんが入浴介助を行う)

就寝前には口腔ケア、おむつ交換などを行う

ヘルパーさんは、隣のベットで就寝(数時間おきに必要になるおむつ交換などを行う)

(2日目)

2日目の朝は家族と散歩(ヘルパーさんは同行して見守り)

旅行中最後の食事(昼食)で親族が集結してみんなで食事
(子供4人、孫6人、ひ孫8人、総勢27人)

番組の特集はここまで

旅行中の利用者さんの表情

最初は、旅の緊張からか、利用者さんも無表情で1日目の昼食、夕食はあまり食べていない様子でした。

しかし2日目、一族での昼食会で、お孫さんたちが現れたとき表情がとても豊かになり皆の名前も覚えていて、嬉しそうに会話をされていました。

ほんとに、それまでとはうってかわったように笑顔で会話をされていたのが印象的でした。お婆ちゃんは、お孫さんたちが子供の時、すべてをお世話をして、一緒に遊んだりもしていたそうで、その時の思い出がよみがえってきているようにも見受けられました。

僕自身も、かなりのお婆ちゃん子で、子供の頃は、よく婆ちゃんに世話してもらったり、遊んだり、ケンカした覚えがあります。その婆ちゃんも、数年前に亡くなる直前まで僕のことを心配していてくれ、晩年もよく僕の部屋に来て他愛のない話を一緒にしていた事を思い出しました。


この旅行にかかった費用

この旅行にヘルパーさんを派遣した光栄メディカル旅行センターによると主な利用料は以下の通り。

ヘルパー(1日)24000円×2日=48000円
ヘルパーが要介護者と同室に宿泊すると+4000円

詳しい内訳はこんな感じ。
介護旅行の費用

これとは別に本人とヘルパーさんの旅行費などがかかります。介護タクシーなどは必要ない場合は大体、介護費は6万弱になります。


まとめ

この値段を、高いと見るか安いと見るかは、人それぞれの価値観の違いだと思います。

僕みたいな、介助が必要な者にとっては、いざとなったらこういったパッケージ化されたサービスがあるというだけで結構ありがたいです。いざとなったら頼むところがあるというのは大きいです。

タグ:旅行

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