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【読書】ノルウェイの森 村上春樹(著)

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前回、同著者の「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」を読んだので、今回はその2年後に書かれた「ノルウェイの森」を図書館で借りてきて読んでみました。

以前から名前だけは聞いたことがあった作品なんですが、著書のことを全く知らなかった僕は、最初ノルウェィの森というタイトルから”ノルウェイの森でひっそりと暮らす金髪美少女姉妹の物語”的な話を、この想像力貧困な脳は予想していました。実際は、学生運動時代に大学生活を過ごす主人公「僕」と主人公が思いを寄せる友人(恋人?)「直子」を軸に、思春期における様々な葛藤、出会い、別れを表現豊かに描いた物語です。読み終わった後、一抹の寂しさと喪失感が残る、どちらかといえば重い話ですが、淡々とした描写の中に登場人物の心の動きが盛り込まれ、すっと話に引き込まれていく作品でした。あと少しエロイです。

この作品の特徴として、作品に影響を与える大きな出来事が幾つか起こりますが、それについてその後、説明のないことが多いです。説明のないところは読者の想像に委ねるということなのでしょうが、そういう曖昧さが苦手な人にとっては、おもしろくない作品となるかもしません。あと、物語全体がを覆う重い雰囲気も賛否両論わかれるところだと思います。ただ、日本における発行部数だけを見ても1000万部を超えているということをから、それだけ「魅力」のある作品であることは間違いないと思います。僕は、とても面白かったです。

ちなみに、タイトルのノルウェイの森とは、ビートルズの1965年のアルバム『ラバー・ソウル』に収録されたレノン=マッカートニー作の楽曲「ノルウェイの森」からきています。本を読む前に一度、曲を聴いてから読むと作品のイメージも膨らむかもしれません。

タグ:読書

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