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【読書】日本人の英語 マーク・ ピーターセン (著)

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日本人の英語続・日本人の英語を買って読んでみました。

この本は、ネイティブスピーカーであり、日本人が書くで英語論文などの添削をされておられる著者が、その仕事上遭遇した日本人的英語の間違いを、解説してくれます。その解説がまた楽しく、日本語と英語の感覚的隔たりを、ユーモアを交えて丁寧に解きほぐす感じです。著者はアメリカのウィスコンシン州出身なので英語が堪能なのはもちろんなんですが、アメリカの大学で近代日本文学を専攻し、今は日本で仕事をされていて、僕なんかよりはっきり言って日本語に詳しいと思います。そんな両方の目線を持つ著者が感じる日本と英語圏感覚のギャップなどは、読んでいるだけで楽しいです。

もちろん、ただ内容が面白いだけではなく、英語の解説も非常に分かり易いです。なかでも日本人の最も苦手とする冠詞の解説などは逸品で、この節を読むだけでも購入してよかったと思える本です。例をあげると、日本人の間違い英語の例文として、つぎのような物が挙げられています。

I ate a chicken last night.
(言いたいこと:私は昨晩、鳥肉を食べました)

この文は文法的には間違っていません。ただ上の文だと、その人は昨日の夜、鳥をまるまる1匹食べたことになります。本来書くべきは

I ate chicken last night.

なんですが、ネイティブスピーカは、まずこういった間違いはしません。これについて、日本人は何故このような間違いをしてしまうのか?、逆に言えば、何故ネイティブスピーカはこういった間違いをしないのか?などを発想や感覚的なものから立ち返って丁寧に教えてくれます。他にも、「上野動物園のパンダ」と言いたいときにthe pandas of Ueno Zooなのか、Ueno Zoo's pandasなのか、Ueno Zoo pandasなのか、意味としてはどれも大体同じなのですが、その微妙なニュアンスの違いなど、日本の教科書や文法解説書には載ってないけど、前々から英語についてずっと疑問に思っていたことの答えが満載でした。

後半に行くにつれて、英論文添削の微妙なニュアンスの違いなどの話になり、文部科学省推薦中学英語レベルの僕には、かなり高度でしたが、これらの本の値段以上に得る物は多かったと思います。

タグ:読書

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