これまで、オムロン HEM-7200、テルモ ES-P333、パナソニック EW-BU35-W、パナソニック EW-BU15-Wと、低価格な血圧計を調べた後、前回、パソコンでデータを管理できる「オムロン HEM-7250-IT」も見ました。
今現在、日本でパソコンでデータ管理ができる血圧計は二つ出ているのですが、今回は、そのもう一方のパナソニック 上腕血圧計 EW-BU75-Wを調べてみました。
![]() | Panasonic 毎日の血圧変化をグラフで確認。血圧傾向の管理に、新・上腕血圧計。 |
基本的に2人分のデータが記録できるということ以外は下位機種のパナソニック EW-BU35-Wと機能は全く同じです。機能の詳細はこちらを読んでください。
EW-BU75の動作動画(海外販売のEW-BU75)
元々使い易いワンボタン式ベーシックタイプの血圧計ではあるのですが、このEW-BU75-Wの最大の売りはパナソニック開発の血圧管理ソフトを使用したパソコンでの血圧管理にあると思います。
平均脈拍と平均体重の移り変わりをグラフでチェック、時間帯別の平均値を示したグラフで、自分はどの時間帯に血圧が高くなるのか分析したり、期間を指定して血圧情報を集計したりできます。
パソコンへのデータ転送はUSBを使って行います。
同じパソコンを使ってデータ管理ができるオムロン HEM-7250-ITと比較すると血圧情報の管理に絞って言えば、このEW-BU75-Wの方が詳細な分析ができると思います。また、こちらの方はローカルにデータが保存されるので、オムロンとは違って長期間データを保存するにもお金がかかることはありません。
単3型アルカリ乾電池(4個)で約500回測定することができ、1回の電池交換で多めに計ることができます。
装置寿命(耐用回数)は取り扱い説明書をみた限りでは、見当たりませんでした。
オムロン HEM-7250-ITと比較した場合
#長期間のデータを保存してもお金がかからない
#ソフト自体も高機能で詳細な分析ができる
#グラフにコメントなどを貼り付けることができる
といった点から、血圧管理に限って言えば個人的にはこのEW-BU75-Wの方に分があるかなと思います。
ただ、EW-BU75-Wにも二つ程気になる点が。
#血圧管理ソフトが64BitOSに対応していない(ただし64BitOSでも動作はする)
#生データをあとからエクセルなどで編集することはできない(データは暗号化されてCSVファイルに保存される模様)
普通に使う分には、全く問題ないですが、データを後から独自に分析したいという人などには注意が必要です。