年末から体調崩してしまって、食欲もあまりなく栄養状態が悪く、ベッド上に寝ている時間が長かったせいか、お尻と腰の間(仙骨)に床ずれ(以後褥瘡)ができてしまいました。
仙骨は、寝たきりにとって最も褥瘡を作ってはいけない箇所の1つです。というのも、ベッドに寝ていると常に当たる場所なので、傷が治りにくく、その上悪化も非常にしやすい場所だからです。僕も、仙骨にだけは褥瘡を作らないようにと日頃心がけていたのですが、出来てしまったのはいささかショックです。
まあしかし、ショックを受けているだけでは治りませんから、何か根本的な対策となるようなものをしたいとベッドのマットレスの見直しをすることにしました。
僕は今使用しているマットレスは、普通のウレタンのマットレスなんですが、もっと褥瘡ができ辛く、褥瘡がある場合は早めに治るような有効なマットがないものか調べてみました。
ただ、褥瘡予防マットといっても、マットレス全体を変えるようなものとなると、値段は10万オーバーとかが当たり前で、ちょっと貧乏人には手の出せる値段ではないので、今回は現在使っているマットレスの上に置くだけで使用できる褥瘡予防マットを探してみることにしました。
褥瘡予防マットとして、大切なことに体圧分散があると思います。人間の腰の部分は寝ていると、そこに40数%の体重がかかると言われています。なので、そこにかかる体圧を、うまくマット全体に分散してくれるマットが望ましいです。
体圧分散でまず思いついたのが、古くからよくあるテンピュールマットレスです。
 | e-ふとん屋さん NASAの公式認定を受けた”低反発マットレス” ベッドパッドのように敷くだけでグレードアップ。 |
 | テンピュール 既存のマットレスに重ねてお使いいただくタイプのマットレス「オーバーレイマットレス」がリニューアルして「2サイドコンフォートトッパー」として新登場。 |
テンピュールは元々 、1970年代、NASA(米国航空宇宙局)がロケット打ち上げ時の宇宙飛行士にかかる強烈な加速重力を緩和するために素材を開発し、のちにテンピュールの製造施設となる場所で働いていた科学者が、この素材を寝具へと完成させたものです。なので、体圧分散効果は申し分ないと思います。しかし、テンピュールにも、いろいろと以下のような問題があります。
□通気性が悪いのでかぶれや、逆に褥瘡悪化の原因になることもある。
□通気性が悪いので夏とか暑そう。
□柔らかい素材を選択した場合、その上で本人や介助者が動きづらい。
最初は、テンピュールを購入しようと思っていたのですが、いろいろ調べたり聞いたりして、これらの問題点が分かった今では、テンピュールの購入は保留ということで他のもマットを探すことにしました。
で見つけたのが、ホームナースマットです。
| おめざめばざーる 体積の96%が空気で、まるで空気の上に寝ているかのようなマット。 |
ホームナースマットは以下のようなトラス構造で、褥瘡の原因と言われている局部圧迫と湿気を解消してくれる作りになっているそうです。

反発力の高い コシのある繊維を立体織りした多層構造で体を支え、上下の各層が独立したスプリングとなり、圧迫する部分を軽減する作り。

主な特徴を上げると以下。
□体圧が一定で独特の優れた寝心地感が得られる。
□通気性が良いので夏は涼しく、冬は気味綱シートに包み、空気の流れを止めることにより暖かくできる。
□通気性が良いので、かぶれや思想の原因の1つとなる湿気の問題をある程度解消できる。
□寝返り等、圧力変化があっても、ループ状スプリングの回復性がよく耐久性があり、、ダニも棲みにくい構造。
□空気層が多いため軽量です。また合成繊維でできているため丸洗いができて清潔。
□優れた体圧分散性と換気効果により、床ずれ予防に効果がある。
このように利点を見ると非常に素晴らしいマットです。上に書いてあることが全部本当なら今すぐにでも購入したいマット。値段も安いですし。
ただ、 4層のトラス構造でしたっけ。あんな薄い繊維4枚を、あんな風に重ねただけで体重を支えられるのかが少し心配。僕は60kgぐらあるんですが、あんな布みたいなもので、どうやって支えるのでしょうか。それだけが不思議。こればっかりは、使ってみないとちょっとわからないかも。あと、いろいろレビューなどを読んでもおおむね好意的な意見が多かったですが、素材が素材なので寝返りをうったりすると少し音がすると言う意見もありました。本人は気にならないそうですが、隣で寝ている人が気になる感じなんだそうです。
とりあえず、候補の1つは見つけだけど、いろいろと比較検討するために、その他の褥瘡予防マットも検討してみることに。
そこで、マットを探していると訪問看護婦さんに相談してみると、「ハッピーそよかぜ」というマットもあるよ。と教えてもらったので、調べてみることにしました。
 | ハッピーおがわ マットレスの上に敷いて使用するタイプのマットレスです。通気性抜群の高弾発素材のため、快適な寝心地です。 |
ハッピーそよかぜの1番の特徴は、高反発クッションということ。「硬すぎず」「柔らかすぎない」、ほどよい硬さのマットとのこと。僕自身、褥瘡防止のマットといえば低反発マットだと思っていたのですが、介護用品を扱っている業者さんによると、最近の主流は高反発クッションらしいです。
というのも、低反発クッションは確かに体圧は分散されますが、胸部と腰部が必要以上に沈み込むため不自然な姿勢になってしまうのだそうです。また、低反発クッションは、通気性が悪いため肌のムレが窓の形になってしまうこともあるからです。
その点、ハッピーそよかぜは、以下のようなヘチマ構造の高反発クッションを使用しているので、体圧分散にも優れていて、通気性も保たれるそうです。

主な特徴は以下。
□ 通気性に優れているため,体とマットレスの 間が蒸れにくく,快適に寝ることができる。
□ 網状クッション構造のため,血流阻害がウレタンより少なく,体圧が効率よく分散。
□ 弾発性が高いため,ベッド上の体位を楽に変換。
□ 水切性がよく,軽いため,浴室のシャワーで手洗いでき,約1時間で乾燥することができる。

今僕が使用しているのは、 十数年前に購入したウレタン製のマットレスです。当時は、体圧さえ分散できれば良いものだと思っていましたが、今は体圧分散以外にも通気性の良さ清潔さなども考慮に入れたマットを選んだ方が良さそうです。
続き:介護用品業者の担当者さん2人に「今お薦めの床ずれ(褥瘡)対策・予防マットは?」と聞いてみたところ両社とも『ハッピーそよかぜ』マットを紹介してくれたので、実際に使ってみた
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