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また枕を購入してしまった(9ヶ月ぶり10回目) ~最適な寝たきり枕を求めて~

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今から9ヶ月間、「これぞ夢の最強ネタキリ枕!」とハッピーフラットビーン枕を購入しました。実際に、枕自体の性能はこれまで使った中で一番良くて、大変満足でした。

ただやはり、長く使っていると、それなりに不満点も出てきます。今回の、ハッピーフラットビーン枕の場合は、枕カバーがいまいちではないかと思うようになりました。というのも、この枕カバー、素材は綿でありながら肌に吸いつくようなふわっとした感触で、肌触りがとても良い反面、その素材の特性上どうしても乾きが悪いということです。

僕は、洗髪をしても髪の毛を乾かさない(ヘルパーさんの訪問時間内で髪の毛を乾かす時間的余裕がない)ので、タオルで水気をとる以外は何もしていません。そうなると、少し湿った状態で枕を使うことになってしまいます。

そういった、ちょっと湿った髪の毛と、この枕のカバーの相性があまりよろしくなかったようで、肌触りの良いフワっとしたカバーが水分を溜め込んでしまいなかなか乾かず、後頭部が痒くなる事があったり、髪の毛が絡まってしまったり、果てにはカバーの一部がカビてしまいました。(毎回髪の毛を乾かしている人には問題ないと思います。)

しょうがないので、新しい枕カバーを買おうにも新しく購入しようとすると、カバーだけで四千数百円もかかってしまうので、それだったら以前に書いた記事蒸れずにに快適な睡眠!高反発素材ブレスエアーを使用した枕 9選まとめの中の安いものだったら余裕で購入できるので、新しく買ってみることにしました。


それでいろいろ検討の結果、今回購入したのが、『涼しい枕~アイスニング+ブレスエアーのひんやり枕~』です。

(株)須崎ふとん店
通気性抜群のブレスエアーを接触冷感綿生地で包んだ枕ですので頭にあたった感じがひんやり涼しい枕です。

ここの販売元では、上のものより安い

(株)須崎ふとん店

というものもあるのですが、前者の方は購入の高さを、ある程度調整できるのでそちらにしました。


購入したもの

で、今回購入したのがこれ。


高さ7cmの比較的低めの枕。寝たきりだと高い枕はきついので、このくらいがちょうど良い。


中身は次のような3層構造になっています。


3層構造の内訳

まずは高反発素材であるブレスエアーです。とても通気性が良いので蒸れにくいです。


次にこんなのが入っていて、二つの素材からできています。


まずは土台となる凸凹シート。


凹凸シートを包んであるハニカム立体構造シート。


それぞれの素材の厚みは、

ブレスエアー素材…3.5cm
凹凸シート…2.5cm
ハニカム立体構造シート…1cm

となっているので、すべての素材を利用すると7cm、ブレスエアー+凸凹シートで6cm、ブレスエアー+ハニカム立体構造シートで4.5cm、ブレスエアー素材のみで3.5cmと、枕の高さをある程度自由に調節できるのもこの枕の強みです。


僕の場合は、いろいろの高さを試してみて結局、ブレスエアー素材のみ3.5cmにして使用しています。それだったら最初からブレスエアー枕(低めタイプ)でもよかったような気もしますが、値段も大して変わりませんし、いろいろな高さを試してみて、納得できる高さを見つけられたのはよかったです。

枕カバー

さて、肝心の枕カバーはこんな感じです。

薄手ながらしっかりとした生地で、サラッとしています。触ると少しひんやりとした感触があります。もう2ヶ月近く使用していますが、濡れた頭で使用してもすぐ乾いてくれます。髪の毛が絡まってしまうこともあまりありません。

ちなみに、交換用の枕カバーの値段を聞いたら、1枚、1,780円(1,869円税込)+500円の送料だそうです。これも、結構な値段がしますね;

さすがに、ちょっと値段が高かったので僕は以下のものを購入しました。僕は購入した時は580円でした。

グッズアベニュー
ジメジメ熱帯夜を快適に!東レ セオアルファを使用した低反発枕用涼感枕カバー

メッシュ状の巣材で、なかなかよかったです。こちらも乾きは良いです。


2ヶ月ほど使用してみて

今回購入した枕を、しばらく使ってみたところ、僕のようなガチ寝たきり生活にとても合う良い枕だと感じました。よかった点をまとめると以下。

・高反発素材なので後頭部などが痛くならない(褥瘡予防的としても使用されている)
・高反発素材なので通気性がよく蒸れにくい
・7cm~3.5cmまで高さを調節できるので、自分に合った枕の高さに合わせられる
・枕カバーの素材の乾きが良い
・髪の毛が絡まりにくい枕カバー素材
・枕カバーが冷感素材なので暑い時にもよい


一応、難点も挙げておきます。

・高い枕が好きな人には向いていない
・すべてにおいて軽い素材でできているので、どっしりとした感じはない
・冷感素材といっても、最初冷たく感じるのが長く寝ていると普通にぬるくなる

こんなところでしょうか。けど、僕のこれまでの寝たきり生活の中では最高の枕に出会えたと思います。ただ、またそのうち良さそうな枕を見つけたら試してみたくなるかも。


今回は、須崎ふとん店というところから購入したのですが、たかだか4000円未満の注文に対して以下のようなメッセージが入っていました。

これは印刷ではなく直筆です。営業的なものだとは分かっていても、わざわざ手間をかけて1人1人に、こんな長文のメッセージを書いているのだなと思うと感心してしまいました。次も何か買うものがあったら、このショップで買おうかと思うほどに。

タグ: レビュー

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【暑さ対策】涼しいハーフサイズのタオルケットが欲しくて「マイヤーひんやりケット」を買ってみた

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ハーフサイズの毛布、いわゆるハーフケットって手頃なサイズだし軽いので、使い勝手が良いです。僕も、普段はハーフケットを愛用しているんですが、さすがに、夏場になると暑い。

なので、 「夏はタオルケットだろ!」ということでハーフサイズのタオルケットを探してみることに。ただ毛布だと1,000円未満で、かなりの数が見つかるのに、タオルケットだとあまりないもので、目ぼしいものは次の2つくらいしか見つかりませんでした。

ふとん工場サカイ
キシリトール特殊加工を施した、涼感タオルケットです。 両面タオル仕様なので、やさしい肌触り。

エムール
アニマル柄をオボロプリント加工した、こだわりの国産タオルケット。

ただハーフケット(ハーフサイズの毛布)なら安いものなら500円強で手に入るのですが、ハーフサイズのタオルケットとなると存外高い。ここに載せたのは、中でも安いものなんですが、高いものになると、 1万円近くするものもあって、ちょっとしたショックを受けました。あまり需要がないものなのかもしれません。

で、マイヤーとエムールのタオルケット、どちらでも良かったのですが、これからくる本格的な夏に備えて、冷感特殊加工がしてある「マイヤーひんやりケット」を購入することにしました。しかし、見つけた商品の中では安めのもの買ったのに値段が高い。普通の安いタオルケットよりも値段が高いです。

で、とりあえず、届いたものが以下です。

袋から出したもの。一応値段がそれなりにするだけあって肌触りは良いです。

広げた状態。大きさは100×140cm(ハーフサイズ)です。

タオルケットの表面。


冷感素材としてタナテックケミカルジャパン社のTASTEXCOOL-EX(キシリトール特殊加工)を施してあるそうです。ただ、普通に手で触ってみた感じでは、ただの肌触りの良いタオルって感じ。冷感素材と聞けば、確かに少し冷たく感じるかなくらいの感じです。聞いてなかったら多分わからないと思います。

タオルケットの構造は以下のようになっていて、この構造も冷感を感じるための一要素となっているのかもしれません。

肌面はフラットなので体の熱を奪いやすくなっています。また、タオルケット表面は面積が広いので熱を逃しやすい構造にはなっていると思います。 CPUなどのヒートシンクと似た構造です。

ただ、いくら構造がそうだからといって実際に涼しいのかはまた別の話です。ですので、実際に数日間使用してみました。

で、実際涼しいです。というのも当たり前で、前までハーフケット(毛布)を使っていたのだから当然と言えば当然ですが。ハーフケット着ていたときと比べてエアコンの温度を2~3℃上げても大丈夫なくらいの効果があります。

一応、普通の大きさのタオルケットと比べてみたんですけど、やっぱり涼しいです。というのも、マイヤーひんやりケットは、普通のタオルケットと比べてかなりの薄手ですし面積も小さいですから。

ただこの涼しいのが、冷感素材や冷感構造だからなのかと言われると、はっきり言ってよく判りません。一応薄手の作りと言う事は冷感構造と言ってもいいのかもしれませんけど。

まあ素材や構造はさておき、使ってみて「普段使っている毛布やタオルケットと比べて涼しくなったんだからいいじゃん!」ということで自分の中で結論が出ました。素材とかどうであれ、とにかく涼しくなればいいんですよ。

タグ:暑さ対策 タオルケット レビュー

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蒸れずにに快適な睡眠!高反発素材ブレスエアーを使用した枕 9選まとめ

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先日、ハッピーフラットビーンという枕を購入しました。これが、すこぶる良い枕。今まではテンピュール枕を使用していて、首の後ろが寝汗などの湿気で朝痒くなったりすることがあったのですが、今回の枕はそれがほとんどなく、朝でも結構カラッとしています。

というのも、ハッピーフラットビーンに使用されている中材が素晴らしい。その中材とは、東洋紡が製造しているブレスエアーという高反発素材です。このブレスエアーには次のような特性があります。

湿気ないうえに丸ごと洗濯できるというのも衛生面的でいいですね。なるほど、この特性は夜中に湿気がたまりやすい枕やマットレスに利用するには利にかなってる。ということで、ブレスエアーを使用した高反発マットレスまとめでまとめたように、枕についても「ブレスエアーを使用した高反発マクラ」をまとめてみました。

以下、値段の低い順からです。(だいたい)

涼しいブレスエアー枕

サイズ(縦×横×高さ):30cm×50cm×3.5cm
高さ3.5cmの長方形型のかなり低めの枕。枕カバーに高級国産生地を使用している。素材をカット以外は加工していないので値段が安い。


涼しい枕

サイズ(縦×横×高さ):30cm×50cm×6cm
高さ6cmの長方形型枕。中に3cmのブレスエアー素材を2枚使用しているので、一枚外して低めの枕として使用することも可能。逆に、二つ折りにして高さ12cmくらいの枕としても使用できる、枕の大きさと素材の特性を有している。カバーは、頭にあたった感じがひんやりするクールマックス生地。


点で支える高反発枕

サイズ(縦×横×高さ):32cm×52cm×6cm
高さ6cmの長方形型枕。凸凹マットと組み合わせてブレスエアー素材が使われている。頭に当たる面は凸凹マット。


レーヴェル ピロー

サイズ(縦×横×高さ):34cm×50cm×7.5cm(高い方は8.5cm)
高さが7.5cmと8.5cmの二つから選べる長方形型枕。ブレスエアー素材を加工してあるので、枕らしい形状をしている。頭が当たる位置にも窪みがありフィット性もある。枕カバーは綿100%。


AROMA VILLA DX

サイズ(縦×横×高さ):38cm×61cm×6.5cm
高さ6.5cmの豆型枕。ブレスエアーを使った豆型枕としては最も安価。豆型枕のいいところは、寝返りを打っても常に快適な位置に枕が来るところ。人間工学・睡眠科学から、仰向き寝・横向き寝いずれの寝姿勢でも快適に眠れるように形作られている。枕カバーは綿100%。


エアードリーム ピロー 五層タイプ

サイズ(縦×横×高さ):33cm×49cm×11cm
高さ11cmでかなり高めな長方形型枕。ブレスエアー素材と2種類のストローチップを組み合わせて使うタイプの枕。5層構造になっていて高さを自在に調節して使用できる。通気性のよいストローチップを、更に通気性抜群のブレスエアーで覆うという構造。カバーは国産綿100%。


ブレスエア-・コンフォート枕

サイズ(縦×横×高さ):40cm×60cm×8cm(ハイタイプは12cm)
高さ8cmの豆型枕。ブレスエアー素材とポリエステル100%の中綿が組み合わされて使われている。カバーはポリエステル80%・綿20%。高さ12cmのハイタイプもある。ハイタイプはブレスエアーを使用した枕の中では最も高い枕。


MARIOTTE プロ8人が熟睡を追及した枕

サイズ(縦×横×高さ):40cm×70cm×3cm(サイド部は5cm)
高さ3cm(頚椎部)の豆型枕。サイドの高さは5cm。と、かなり低めの枕。8人の眠りのプロが快適な睡眠を追求した結果作り出された枕だそうで、中材にブレスエアーとエアTOMという素材を組み合わせて使用。カバーは旭化成のテクノファインという"汗を吸ってもすぐ乾く、快適ドライ素材"を使用していて、かなり眠いについてのこだわりを感じる枕。寝返りをしたときのことまで考えて作られている。


フラットビーン

サイズ(縦×横×高さ):34cm×58cm×5.5cm
高さ5.5cmの豆型枕。中材にソフトタイプのブレスエアーとハードタイプのブレスエアーを使用して2層構造になっている。カバーは綿100%。




まとめ

市販されているブレスエアー素材を使用した枕は大体こんな感じです。


値段の安いものを選ぶなら、涼しいブレスエアー枕涼しい枕。豆型枕で最も安いものだったら、AROMA VILLA DXになると思います。


低い枕が好みの場合は、長方形型だと涼しいブレスエアー枕(3.5cm)か涼しい枕(6cm、中材を一つ取ることにより3cm)。豆型だと、MARIOTTE プロ8人が熟睡を追及した枕(3cm)、フラットビーン(5.5cm)、AROMA VILLA DX(6cm)あたり。


高い枕が好みの場合は、長方形型だとエアードリーム ピロー 五層タイプ(11cm)。豆型だとブレスエア-・コンフォート枕 (ハイタイプ)(12cm)あたりになると思います。


人間に十人十色あるように、その人に合った枕も十人十色。低めの枕が好きな人、高めの枕が好きな人、柔らかめの枕が好きな人、堅めの枕が好きな人、いろいろあると思います。そんないろいろある枕の中で、自分に合ったものを選ぶのは本当に難しい。今回僕は通算7個目の枕フラットビーンを購入しまして、これが、今のところ非常にしっくり来ていてかなり満足しています。けど、そのうちまたふらっと、「もっといいものがあるんじゃないか?」と他の枕を購入してそうな自分がいます。もしかしたら、今自分が使っている枕が最も自分に合っているのかもしれません。ただ、そうであっても究極のものを探さずにはいられない。それほど、究極の枕選びは魅力的。

タグ:東洋紡 ブレスエアー

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床ずれ(褥瘡)予防マットとして「東洋紡ブレスエアー ソフトタイプマット」を購入

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この前、東洋紡のブレスエアーという素材を使用したマットが床ずれ(褥瘡)予防・改善にとても効果的ということを知りました。ただ、介護用のものを購入しようと思ったら値段がびっくりするほど高くて食指が動かない。なので同様のブレスエアー素材を使っていて、体圧分散機能も同様にあって、値段の安いものを床ずれ(褥瘡)予防に効果が高いブレスエアーを使用した高反発マットレスまとめで調べました。


で、とりあえず上記のまとめの中から東洋紡ブレスエアー ソフトタイプを購入することにしました。なんといっても、値段が安い。というか、個人的には褥瘡予防効果が最も高いFour Seasons EXを購入するつもりだったんですが、僕の使っているベットの大きさを測ったら横幅96cmと「Four Seasons EX」の98cmに2cm足らなかったことから、やむなく断念。横幅95cmの「東洋紡ブレスエアー ソフトタイプマット」を購入することに。


で、届いたのが以下のマットです。

上に乗っているのはマットカバーです。

袋から出したところ。

タグ表。ブレスエアーの三大特性(適度なクション、ヘタりにくい、ムレにくい)が書いてあります。

タグ裏。解説が書いてあります。

マットを広げてみた様子。

本当にブレスエアー素材をただカットしただけという感じ。だから安いのだろう。


ブレスエアー素材をアップで。スカスカのように見えますが手で押すと、素材全体で重さを吸収して支えてくれます。

ブレスエアー素材を横から見た様子。厚さは3.5cmあります。

カバーをかけた様子。

このマットの唯一の残念なところは、このカバー。ポリエステル100%なのでズルズルと滑ります。ベッドをギャッジアップすると体がずり落ちてしまうので、普通の布団カバーと交換しました。僕の場合、値段が安かったので以下の布団カバーを購入。

メリーナイト (Merry Night)


実際に、ブレスエアーマットを1週間以上使ってみました。寝てみた感じは、とにかく弾力がすごい。少し動くと、ポヨンポヨンします。いろいろな人に寝てもらって感想を聞くと、とにかくフワフワした感じだそうです。

で、肝心の床ずれ(褥瘡)への効果は、正直1週間じゃわかりません。というのも、このマットが家に届いた時には、僕の褥瘡もほぼ治ってしまっていたので。ただ、この1週間普通に使ってみて、まだ皮膚も薄皮なのに再発してないところを見ると、それなりに効果はあると思います。少なくとも、普通のベットのマットレスよりも、床ずれ(褥瘡)予防・改善効果があるのは間違いないと思う。


眠り姫
身体の沈み込みを防ぎ、腰や身体に負担をかけにくい。体圧分散機能と寝返りしやすいことで、安眠を助けます。

タグ:ブレスエアー 褥瘡予防 マットレス

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健康は睡眠から!床ずれ(褥瘡)予防に効果が高いブレスエアーを使用した高反発マットレスまとめ

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正月明けに、体調不良で長くベットに伏せっていたら軽い床ずれ(褥瘡)を作ってしまいました。これではいけないと思い介護用品業者さん2社にに床ずれ予防に最適なマットレスを聞いたところ両者とも「ハッピーそよかぜ」というマットを紹介していただきました。このマット介護保険貸与商品だけあって、効果のほどは公式ページに書かれている通りだと思います。


ただ、このマット、介護保険貸与商品なだけあってか購入するとなると値段が少々張ります。もし僕が、介護保険受給資格者でレンタルで借りれれば、月額負担は420円と安く借りることができるのですが、残念ながら僕は介護保険対象年齢ではないので自腹で購入しなければなりません(*1)。

さすがに、この値引きなしだと6万という出費は結構痛いので、ほぼ同様の効果を見込めるものがないものか調べてみました。なんでも、「ハッピーそよかぜ」の中材にはは、東洋紡の『ブレスエアー®中実糸状コイル』が使われている模様。(中実糸状コイルは、高反発素材の中でも比較的い柔らかめの素材で枕や床ずれ用のマットレスとしてよく使用されているそうです。)

写真上が、柔らかめの中実糸状タイプ。下が、大きな荷重に対しても沈み込みにくい堅めの中空管状タイプです。

東洋紡のブレスエアーについて調べると、その優れた性質から、あらゆる商品に有効利用されているそう。もちろん、マットレスなどにも。

ということで、中材が同じなら全く同じとまではいかないけれど、ほぼ同水準の効果があるだろうということで『ブレスエアー®中実糸状コイル』素材を使用したマットレスを探してみました。そうしたら、いくつか同様の機能が見込めるマットを見つけたので以下に紹介します。(※キルト加工した敷布団系のマットは縫い目が褥瘡にあまりよくないと思われるので省いてあります。)

NATURAL SLEEP



爽快潔Livingから出ている三つ折り式のオーバーレイマット。今使っている、ベッドや敷布団の上に敷いて使うタイプのマット。3.5mmの厚さがありながら重さは4.0kgと軽い。折りたためるので、持ち運びも楽。値段も、ほぼ同様の体圧分散機能を持った介護用マットの3分の1以下(定価)と安い。


Four Seasons EX



こちらも爽快潔Livingから出ている高反発敷布団。高級ホテル用ベッドにも使われている「ダブルクッション構造」を採用しているため、NATURAL SLEEPよりも、さらに効果が高い。ブレスエアー6枚を贅沢に使った2層構造のため、下層には固めの「レスエアー®中空管状コイル」を用いて体を支え、上層には柔らかめの「ブレスエアー®中実糸状コイル」を用いて皮膚への負担を減らす構造になっている。

要介護者(床ずれの不安がある人)に向いている構成は「やわらかめ」。ほぼ同様の体圧分散機能を持った介護用マットレスの5分の1以下(定価)とかなりお買い得感がある。


東洋紡ブレスエアー ソフトタイプ

眠り姫から出ているブレスエアーマット。東洋紡から素材を仕入れてカットしてカバーをつけてそのまま売り出したといった感じのマット。「NATURAL SLEEP」に全く加工を施していないマットと考えていいと思う。ほぼ素材そのままなので加工の費用がいらないせいか驚くほど安い。ほぼ同様の体圧分散機能を持った介護用マットの5分の1以下(定価)。『ブレスエアー®中実糸状コイル』素材を使用し市販されているマットの中では最も安いと思われる。


まとめ

選ぶ前に、まず注意したいのは大大きさです。これらのマットは多少大きめに作られているので、現在睡眠をとっているベットの大きさで使用できるかを調べる必要があります。床に敷いて使用する場合は特に大きさは気にする必要もないとは思います。


これらのマットの中で最も体圧効果が高く、コストパフォーマンスが良いものは「Four Seasons EX」だと思います。2層構造の効果がありながら1層構造の「NATURAL SLEEP」と値段が、それほど変わらないのは買い得感があります。

低予算で、ブレスエアーマットを求めるのであれば「東洋紡ブレスエアー ソフトタイプ」が良いと思います。こちらは、ブレスエアー素材の板一枚なので、ベッドの大きさに合わせてカットして使ってもいいようです。


ただ、介護保険対象者であればレンタル料金が10分の1で済む「ハッピーシリーズ」が、なんだかんだで手頃なような気もします。こちらは、介護用というだけあって介護用ベッドなどにも合わせたっ大きさになっています。


*1 市町村によっては褥瘡予防マットとして補助が出る場合もあります。その金額は、まちまちです。詳しくは市町村庁の福祉窓口で。

比較対象の介護用マット(注・床ずれ画像あり)
ハッピーシリーズ(PDF)

タグ:ブレスエアー 褥瘡予防 Four Seasons EX NATURAL SLEEP

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