前回の「パナソニック EW-BU35-W」に引き続き、今回はパナソニック 上腕血圧計 EW-BU15-Wの詳細を見てみようと思います。このEW-BU15-Wは、「パナソニック EW-BU35-W」の下位機種なので機能は近く、同価格帯のオムロン HEM-7200、テルモ ES-P333とは違った特徴ある機種です。
![]() | パナソニック 過去と現在の血圧を比較して確認。 |
このEW-BU15-Wも見ただけで使い方がわかるワンボタン式で、大型表示で見やすいベーシックタイプです。
メモリー機能は90回。EW-BU35-Wは、メモリを使ってグラフが表示されましたが、EW-BU15-Wの場合は、メモリを使って過去の月間血圧の平均値を表示させることができます。
月ごとの血圧の推移を数字でシンプルに追う事ができます。
また下位機種ながらも、不規則な脈の変動を検知すると「脈間隔変動サイン」、測定中に腕や身体の動きを検知すると「体動サイン」を表示してくれるので計り損ないも一目でわかります。
そして、巻き安く測りやすいクリップカフを採用しているのも、この血圧計の大きな特徴の一つです。
1人で血圧を測ったりするときには、巻きやすく重宝すると思います。
あと、EW-BU35-Wでも書いたのですが、普通の血圧計だと一旦エアーが入ってから抜けるときに血圧を計測しますが、この血圧計は、エアーが入る過程に血圧を計測するのもかなりの特徴だと思います。普通なら↑↓というエアーの流れがあるものが、↑だけで計測できるので計測時間が短く感じます。またそれに加え、腕帯がクリップカフで手軽に巻けるので、短時間でパッと測ることができそうです。とりあえずこれは、動画を見てみると意外な動作で面白いです。
動画は海外販売のEW-BU15です。
単3型アルカリ乾電池(4個)で約500回測定することができ、1回の電池交換で同価格帯他機種よりは多めに計ることができます。
装置寿命(耐用回数)は取り扱い説明書をみた限りでは、見当たりませんでした。
EW-BU35-Wと作りはほぼ同じなのですが、過去のデータ表示方法がグラフと月間平均値というぐらいの違いくらいしかありません。パナソニック血圧計で表示がシンプルな方がいい場合はEW-BU15のほうがいいのではないでしょうか。あと、多少値段もこちらの方が安いです。