ある意味、究極の介護機器ともいえるロボットが大和ハウス工業から出るようです。
被介護者の排せつ物を自動吸引するロボが販売開始大和ハウス工業 - マイナビニュース
建築事業を手がける大和ハウス工業は、2013年1月7日より、介護用品・機器の開発や製造、販売を行うエヌウィックが開発・製造する自動排出処理ロボット「マインレット爽(さわやか)」を、福祉機器レンタル事業者等に販売する。販売価格は598,000円。
同商品は、寝たままで排せつ物の自動吸引と局部の洗浄・除湿ができる、全自動の排出処理ロボット。介護が必要な人に、紙おむつと同じ要領で専用カバーを装着しておけば、排便・排尿した際、おむつ内のセンサーが感知して作動する。
詳細はマインレット爽(さわやか)公式ページに載っています。
マインレット爽
寝たきりでも爽やかな排泄ができ、介護する人も労力と時間を大幅に軽減。
全自動の「排泄処理ロボット」です。(介護保険「貸与」品目対象機器。レンタル可能。)
商品概要
名 称:「マインレット爽(さわやか)」
発 売 日 :2013年1月7日
販売価格 :598,000円(税込み)
※レンタルを希望される個人のお客さまは、福祉機器のレンタル事業者にお問い合わせください。
本体、送風用ホースユニット、吸引用ホース、手元スイッチ、洗浄水カートリッジ、電源コード、
排泄物タンク、ホースカバー、サイドパッド、排泄物カップ、ブラケット
レンタル価格 :福祉機器レンタル事業者へお問い合わせください。
販売地域 :全国(ご利用できない地域もあります)
販売対象 :福祉機器レンタル事業者
販売目標 :年間350台
本体寸法 :横幅388mm×高さ530 mm×奥行1,040 mm
本体重量 :約30kg
排泄物タンク容量:2.5L (別に洗浄水カートリッジ容量:2.3L)
基本機能 :排泄物の吸引、局部の温水洗浄水による洗浄、除湿
その他機能 :大・小便処理回数表示機能、洗浄水温度設定機能、
手動スイッチ、頻尿モード、微風機能、脱臭機能
使用状態はこんな感じになるのだそう。
商品説明
装着方法
専用カバーを1回程度、下着と同じ感覚で交換して使うそうです。
自動排泄処理の仕組み
内蔵のセンサーが排尿、排便を感知し、排泄と同時に排泄物をすみやかに吸引し、温水で局部を洗浄、さらに除湿までをすべて自動的に行ないます。
排泄物の処理方法
排泄物に直接触れずに処理ができる仕組みになっています。
特徴と配慮
利用者の衛生面や快適性はもちろん、介護する人の扱いやすさにも配慮。
ニオイ漏れほぼゼロ、湿気によるかぶれ対策もあるとか凄すぎ。
介護保険「貸与」品目適用機器なので、主に高齢者に使用されるとは思いますが、こんな装置が既にできていることに驚きです。この機械がしっかりと機能すれば介護の負担をかなり軽減できるでしょう。
この大和ハウス工業という会社は自律動作支援ロボット「ロボットスーツHAL」やセラピー用アザラシ型ロボット「パロ」を作っている先進的な介護ロボット企業です。さすがの発想力。
そういえば昔、『攻殻機動隊 S.A.C Solid State Society』というアニメで、少子高齢化が進み介護の問題が大きくなってしまったため、国が全自動介護システムによる介護を最低限保証とする政策をとり、貧困、富裕層を問わず機械による自動介護が一般的になっている近未来の話があったけど、なんかそれを彷彿とさせます。