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寝たきりにとって使い勝手の良い加湿器2

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前回:寝たきりにとって使い勝手の良い加湿器1

前回、色々な加湿器のタイプを見て、その中で僕が1番寝たきり者に合っていると思った「スチーム式加湿器」ですが、スチーム式にも色々あるので、そのなかで最も手入れに手間のかからなそうなものを探してみました。加湿の衛生面は、スチーム式はどれも沸騰した水蒸気を使うので、差がないので考慮してません。

ネットで色々調べてみた結果、加湿器有名メーカーで1番手間がかからなそうなものは、ZOJIRUSHI スチーム式加湿器です。中でも水タンクの容量の大きいEE-RA50-HAが楽そうです。

EE-RA50-HAEE-RA50-HA掃除

EE-RA50-HAは電気ポットのような形状で、…というか構造がほぼ電気ポットなので、ほとんど手入れをする必要がありません。手入れをするにしても蓋を開いて、さっと洗いやすい構造になっていて、シーズンも終わりにクエン酸を入れて、沸騰させカルキ成分を取る程度でいいくらいの手軽さです。また、Wセンサーで自動運転ノドにうるおい「のどバリア」 「湿度センサー」「室温センサー」が体感湿度(人が感じる湿度)を感知し、ノドへのぴったりなうるおいを自動コントロールしてくれるので、加湿しすぎで、部屋のカビを育成という心配もほぼありません。

ただ、難点を言っておくと、他の加湿器に比べて電気代がかなり高いです。しかしこれは、手間のかからない対価と言ってもいいでしょう。あとは音です。煮物料理のような煮沸音がします。音が気になる人には向いていません。あと注意しなければいけないのは、小さな子供がいる家です。最高で3リットルの煮沸した熱湯がタンクに入っているわけですから、子供が変な触り方をすると、火傷の恐れがあります。もちろんEE-RA50-HAには、転倒時、お湯がこぼれる量を最小限に抑える機能も付いていますが、小さな子供は大人の考えないことをするので、注意が必要です。他には、サイズがやたら大きい、タンクを外して給水できないという意見もありました。


ワンシーズンに数回の手入れすら面倒な僕のようなぐうたら気質の人には、ペットボトル式スチーム加湿器もお勧めです。僕は、山善の山善 ペットボトル式加湿器 KP-A051(A)の旧タイプを使っています。

山善加湿器KP-A051山善加湿器KP-A051

もちろん、ペットボトル式加湿器も長く使おうと思えば手入れが必要ですが、値段が2000円以下と安いので、ワンシーズンごとに買い替えるということもできると思います。僕は、そのつもりで全く手入れをしないで使っているのですが、もう3シーズン使用しています。自動コントロール機能などは無いですが、加湿量が200mL/hと少ないので、ある程度の大きさの部屋なら加湿しすぎの心配もいりません。

ただ、ペットボトル式スチーム加湿器の難点は、水タンクが500mlのペットボトルなので、2時間半程度で水を補給しなければ、いけないところです。けれど山善のKP-A051タイプの加湿器は、アイスコーヒーや伊藤園の充実野菜などで使われている900ml~930mlのペットボトルを使うことができます。(※メーカー推奨は500mlペットボトルなので、ご使用は自己責任で)

山善加湿器KPK-200(WG)山善加湿器KPK-200(WG)1Lペットボトル

これで5時間弱の連続加湿が可能になります。僕はこれを、ベッド横に置いて、湿度計を見ながら、湿度が低くなってきたらスイッチを入れて局所的に使用しています。


色々今回は、手間がかからない加湿器に重点を置いて書いてきましたが、結局加湿器は手入れをしっかりする人がいれば、好きなタイプのものを買っていいと思います。あと、部屋の暖房がエアコンではなく水蒸気も発生して暖房する石油式ファンヒーターやストーブを使っている人は必要ないですし、世の中には、乾燥していても加湿器の必要のない人も大勢いますから乾燥を感じない人は、無理に買う必要もないと思います。

タグ:家電 環境 加湿器

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