前回、モニターアームをベット柵に取りつける方法を書きました。普通にインターネットをしたり、DVDを見たりする分には、その取付方法でも十分なんですが、プログラムやワープロなどテキストを編集したり、画像処理、CAD、3Dソフトなどを使った細かい作業をするときは、なるべくいい位置にモニターがあったほうが作業がはかどります。位置的にいうと、丁度枕に頭を乗せた時に目の前にくる位置です。
しかし、そうなってくるとモニターの位置を、さらに高くしてモニターがベッドの中心に来るぐらいまで位置を移動しなければなりません。
しかしこうなってくると、ベッド柵に取りつける方法では、高さも長さも足りません。日本国内のいろいろなメーカーのモニターアームもあさってみたのですが、スタンダードなアーム単体の機能では良いものが見付かりませんでした。そうなってくると、床からポールを立てるか、天井取付式のものを使うということになると思います。ただ、僕の部屋の場合、天井に取付けれる土台となりそうな物がなかったので、床からポールを立てて取りつけるという方法をとることにしました。
ポール式で取りつける場合、準備するものは以下です。
まずは床に固定して土台となるポールジョイントフランジ部品です。
![]() | ライブクリエータ ライブクリエータアーム用φ50.8径のポールジョイントフランジ部品。直径144mm、φ10x4つ穴にボルトネジを通して固定します。 |
PTS-2533より値段は高いですが、PTS-2535Cの方が強度があります。
![]() | ライブクリエータ ライブクリエータアーム用φ50.8径のポールジョイントフランジ部品。直径184mm、φ10x4つ穴にボルトネジを通して固定します。 |
次は床から建てるポールです。
![]() | ライブクリエータ ライブクリエータアーム用φ50.8径1219mm長ポール部品。 |
PTS-2324よりもさらに長いものもあります。
![]() | ライブクリエータ ライブクリエータアーム用φ50.8径1800mm長ポール部品。 |
最後は、モニターアームです。10kg以上の重たいモニターを付ける場合は、ARM-12AP50が良いのではないかと思います。
(※モニターアームはモニターの重さに合ったものを選ぶ必要があります。高荷重型に軽いモニターを付けると、モニター位置の保持が出来ません。)
![]() | ライブクリエータ 耐荷重11KG、6関節のVESA75,VESA100規格対応のポールに挟み込む内径φ50のポールクランプ式フレキシブルアームです。 |
僕の場合、今まで使っていたARM-12ACを流用するため、接合部分だけを購入しました。
![]() | ライブクリエータ ライブクリエータアーム用内径φ45~φ51ポールクランプ部品。 |
これを組み立てると次のようになります。
上から
全体
これの床部分をネジで固定しモニターアームを取り付ければ完成です。
![]() | ライブクリエータ 耐荷重11KG、6関節のVESA75,VESA100規格対応である机に挟み込むクランプ式フレキシブルアームです。 |
ライブクリエイターのアーム部品直販サイトのライブアームダイレクトには、他にもいろいろな部品があるので、いろいろ見てみるのもいいかもしれません。ただ、値段はメーカー希望価格のまんまなので、購入するには他の所で買った方がいいと思います。
さて、今回の設置方法の利点は
#組み立ててネジで固定するだけと簡単。
#ベッドの土台はネジ穴があかない。
#ある程度思った位置にモニターを取りつけることができる。
難点として
#床に穴があく。
#ベッド全体の高さを変えるとモニターの位置が変わる。
などが挙げられます。
この方法だと、簡単にモニターをある程度思った位置に取付れるのではないかと思います。
ただ今回、購入はしてみたものの、部屋の床に穴をあけるのが忍びないので、床に穴をあけず、ポールを使用したモニター設置をしようと思います。方法は前回の「ベッド柵に設置編」と、今回の「ポールで床に設置編」との複合技になるのですが詳細は次回。