先日ノートパソコンを購入して、OSがWindows XPからWindows 7に変わりました。そうしたことで、今まで愛用していたデバイスに不具合が出てきたので、その対策方法です。とりあえず今回は、Windows7でKensington Expert Mouse 5(以下EM5)を使う方法です。
Kensington Expert Mouse 5
僕が、もうかれこれ10年くらい使っているトラックボールの名機Expert Mouse 5が、OSをWindows7にしたら、その機能のほとんどが使えなくなりました。EM5のドライバソフトウェアのMouseWorksは2006年以来アップデートされておらず、Vista以降のWindowsには対応していないのが原因です。
しかも製造元のKensington社は今後対応することはないと明言している様子。今後は、Expert Mouse 7以降を使いドライバソフトウェアであるTrackballWorksを使えということらしい。
Kensington Expert Mouse 7
要は、「Expert Mouse 6以下を使っているユーザーは、さっさと買い換えろ!」ということなんだろうけど、手に馴染んだデバイスは、なかなか換えられないもの。Expert Mouse 7も一応は持ってはいるんですけど、やはり名機と言われたEM5の使い勝手は他に代え難いということで、EM5を何とかWindows 7で使えないものかと調べてみました。
すると、同じようなことを思っていた先人の方がおられ解決策が見付かりました。以下はそのやり方です。
そのやり方とは、Microsoft IntelliPoint 7.1とX-Mouse Button Controlを組み合わせて使う方法です。IntelliType Proは、現時点でバージョン8.2まで出ていますが、8.2では動作しませんでした。EM5を使うにはバージョン7.1を使わないとダメそうです。
以下手順。
Microsoft IntelliPoint 7.1をダウンロードしてインストール。
コントロールパネルの設定をする。
「コントロール パネル\ハードウェアとサウンド\マウス」を開く。
Buttonsタブの「Connected device」デバイスを「Trackbal Explorer」にする。
X-Mouse Button Controlをダウンロードしてインストール。
タスクバーにあるX-Mouse Button Controlのアイコンを右クリックして「setup」を実行。
EM5の各ボタンに割り当てたい設定を選択する。
ボタンの割り当ては以下のようになります。
手前の左クリック→Left Button
手前の右クリック→Rigth Button
奥の左クリック →Middle Button
奥の右クリック →Mouse Button 4
ちなみに、ドラッグを設定するには「Sticky Left Button」。
キーボード動作を割り当てるには「Simulated Keys」で設定できます。
X-Mouse Button Controlは、思っていた以上に高機能で以前使用していたドライバソフトウェアのMouseWorksよりも細かな設定ができます。