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「Medi-Air(メディエア)」を3カ月間使用してみた感想(レビュー)

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前回:「Medi-Air(メディエア)」について横浜ゴムに問い合わせてみました

横浜ゴムに申し込みをし、「Medi-Air(メディエア)」をモニター購入して届いてから、もう100日以上経ちました。今回は、頸椎損傷C4-C5の状態の自分がメディエアを約3カ月、実際使用した感想書きたいと思います。(※モニター中の感想記載を了承頂いたので)

まず、使ってみて1番感じたのが、褥瘡(床ずれ)防止効果の高さです。以前のトピックにも書いたのですが、僕は座位のとき褥瘡を作りやすく、以前はその予防のためロホクッションを使用していました。ロホクッションは優れた体圧分散機能を持つエアクッションです。しかし、長時間除圧なしで車椅子に乗り続けたり、ちょっと変な座り方をすると、あっさりと褥瘡を作ってしまい、完治するのに数週間~数ヶ月かかるというのを何度も繰り返していました。

メディエアは、基本バッテリーを使って自動的にエア調整を行い褥瘡を予防するクッションなんですが、電源を入れない状態でも、ロホクッション並と言っていいほどエアーセルの耐圧分散機能が高いです。その本来持っているエアクッションとしてのポテンシャルの高さに加えて、利用者それぞれの体型や体重などに合わせ常に最適な体圧分散状態を自動で保つという機能が上乗せされています。これは元々、怪異として最強クラスの鬼が、さらに金棒を持っちゃった的な、攻殻の少佐が海自のアームスーツ着ちゃった的な、呂布に……と分かりづらい例えはさておき、それくらいのインパクトが自分にはありました。実際、メディエアを使用して以来、褥瘡は今の所できていません。自分でも正直言って、ここまで違うものとは思っていませんでした。ただ、もちろんのことながら毎日褥瘡に気を払って使ってはいます。いいデバイスだからといって過信して使って、日々のケアを怠っては本末転倒です。

もう一点、ロホクッションに比べて良かった点は、座位の安定性です。僕は頸椎損傷でも結構重度な方なので、手でうまくバランスのとれない分、座位バランスをすぐに崩してしまいます。メディエアはクッションの底辺にあたるところが鉄板なので、全てゴム素材でできているロホクッションとは違い、底ががっちりしていて沈み込まない分、座位が安定します。また、クッション前部(太股の下あたり)もスポンジ素材のため、お尻が前にずれ落ちていくという心配もまずありません。

僕がこの3カ月間使用してみて、特によく感じたのはこの2点です。ただ、メディエアも車椅子に乗っている万人向けというわけではないと思います。まず、比較的軽めの障害で、自分で自動車などを運転しアクティブに行動ける、自分で除圧できる人には、ロホクッションやその他のクッションで十分だと思います。メディエアは中に機器が内蔵されている分、かなり重たいです。(正確に測ったわけではないですが10kg~15kgくらいはありそう(※))自動車から車椅子を自ら出し入れしている人には、この重さはかなりキツイものがあるでしょう。ただ、自分で全く動けない僕のような重度障害者にとっては、かなりの威力を発揮すると思います。大型の電動車椅子に乗っている方には重さなんて関係無いですし、セットさえしてしまえばクッションを移動させる必要も、まず無いですからね。(※訂正、実際にはそんな重くなく、340W用が4.5㎏、390W用が5.9㎏です。これだと車椅子より軽いですから、車椅子を自分で持てる人なら、多少手間はかかるものの全然持ち運べますね。)

褥瘡は一度作ってしまうと、なかなか治らないですし、酷くなると肉が腐り長期入院もしくは手術という、とても恐ろしいものなので、とりあえず、褥瘡ができづらいというその一点においてだけでもメディエアは2009年、会心の買い物の一つだったと思います。

※市に申請したら後で全額補助が出たので、正確には買い物ではなくなりました。購入を考えている方は、市の福祉課への相談をお勧めします。全額とはいかなくても、ある程度補助が出るかもしれません。


続き:横浜ゴム、車椅子用除圧機能付きエアーセルクッション「Medi-Air1」がついに正式発売

タグ:Medi-Air 車椅子 車椅子クッション 褥瘡 レビュー

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