最近、雨後の竹の子のようにブックスキャン代行サービスが色々出てきました。これらのサービスは、価格が安い上に自分で本を電子書籍化するよりは遥に手間がかからないので、とても便利ではあるのですが、ひとつ大きな問題が。これらのサービスを頼むと必ず本は裁断機でバラバラにされ、基本的には返ってこないことです。どうでもいい本ならバラバラにしようが、どうしようが別にいいですが、思い入れのある本だと裁断されるのは忍びなく、とてもブックスキャンサービスに依頼する気にはなれません。
この問題について、「手軽に電子書籍化するのに裁断はしょうがないのか」と思っていたのですが、先日、BookLiberatorというものを発見し、これを使えば、お気に入りの本でも手軽かつスピーディー、しかも本の状態も損なわず電子書籍化することが出来ろようです。
どのようにスキャンするのかは、動画を見た方が早いので動画を紹介します。
見開き2ページをスキャンするのに5秒もかからず非常に手軽そうです。
ただ、これは今のところBookLiberator Wikiの情報を元に自作しなければならないのが最大のネック。英語ができる工学部(出身)の友達がいたら是非お願いしたい一品です。
ただ、サイトの方にも書いてあるようにそのうちキット販売するようです。これは期待して待つしかありません。
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BookLiberatorとは(Wikiより)
BookLiberatorは、本を傷付けることなく、すべてのページを写真に撮り、電子書籍化するための、フリーソフトとハードウエアのセットです。その結果画像は、オープンソースソフトウェアによって、様々な形式でユーザーフレンドリーなファイルを無料で作成することが出来ます。
本の電子化にあたって、BookLiberatorの目標は、全行程をできる限りシンプルにすることです。
私たちは、間もなくの発売に向けて、簡単組み立てキットの発売を計画しています。値段はおおよそ$120(カメラなし。すでに多くの顧客が既にデジタルカメラを持っているため。)もしカメラが必要なら、追加付属は$200です。
一方、自作する場合は、ここらへんの情報も利用いただけます。
ハードウェア
ブックスタンド例
カメラ組み立て
オープンソースDecapod Project
BookLiberator ソフトウェア
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最新の情報はBook Liberator Blogにて発信されるようなので、期待して待ちたいと思います。